多くの病気の遠因になるほか、より身近な危機としては生活習慣病を悪化させることにつながる“肥満”。年齢を重ねるとともに体の基礎代謝量が減少し、体脂肪が増えていってしまうのが原因だ。
そんななかイギリスで、肥満の人や太り気味の人、あるいは体脂肪増加の兆候が現れている人にとって、無視できないある研究結果が発表された。
イギリスの健康診断書を基に、キングス・カレッジ・ロンドンのチームが進め、学術専門誌『American Journal of Public Health』に掲載されている論文によると、肥満の人が標準体型に戻ることができるのは男性で210人に1人、女性で124人程度、と非常に難しいことが示されたというのだ。
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