既にミサイルの80%は“印刷”できている
一方、マサチューセッツ・ローウェル研究所では、誘導ミサイルで使われるような精密な電子部品などを出力する方法の開発が進んでいる。
“printing(印刷)”という単語はローコストを意味しているのだ。既に電子回路はインクジェットプリンターでも印刷する事ができており、後はより高解像度にすることで、3次元の複雑な回路を印刷することが研究されている。
やがて完全に全ての部品が“印刷”されるようになるだろうとも言うが、さすがに兵士が現場でミサイルを“印刷”して組み立てることができる様にはまだなりそうもない、とのことだ。
ミサイルを製造するには、多様な材料を揃えて高度な品質管理や制御プロセスが必要だからだ。しかし、同社のエンジニアは言う。我々は既に、ミサイルの80%の部分を“印刷”できているのだと。
3Dプリンターは、既にに軍事産業にも影響を与え始めている。
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【参考・画像】
※ Raytheon: To Print a Missile – Raytheon research points to 3-D printing for tomorrow’s technology
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