どこでもできる10分間のテストをするだけ
そのサービスは『Opternative』というもので、眼科医のSteven Lee氏が計画したプロジェクトとなっている。
このサービスで眼鏡を受け取るまでにどのような事が行われるかというと、まず『Opternative』のサイト上にて個人の情報等を入力する。
そして、詳しい検査内容は明かされていないが、スマートフォンやパソコンを使った、家でもできる『Opternative』独自のテストを行い、その情報を送信する。
するとその情報が『Opternative』専属の医師に届き、情報を元に医師が選び出したレンズタイプやフレームタイプの一覧がユーザーに届けられる。
その中からユーザーの気に入ったデザインのものを選べば、ネットショッピングのような感覚で自分にピッタリの眼鏡が届くというシステムになっている。
検査結果だけなら24時間以内、料金は従来の検査より75%安い35ドルという値段で行えるので、アメリカでの期待も非常に高くなっているようだ。
オンラインでの検査のメリットとデメリット
もし『Opternative』のようなオンライン検査サービスが流行したとすれば、眼科に行く時間や手間が省け料金も安く済むので、視力の低下を感じていても眼鏡を作りに行く時間がないという人にはメリットが非常に多いだろう。
しかし、『Opternative』の処方は今のところ眼鏡のみとなっているので、目薬や内服治療などで治るケースではどのような対処をするのかわからないという不安も残っている。
このプロジェクトは既に資金調達や技術研究などを済ませており、近々正式なサービス開始が予定されている。
精度や眼鏡のみという点に多少の不安は残るが、システム自体は非常に画期的なものなので「オンライン検査で眼鏡を買ってよかった。」という反応が多く聞けることを願いたい。
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【参考・画像】
※ Eye Exams From Home – Opternative
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