
AR技術で様々な情報を映し出す

製作したのは中国・北京の開発チーム。『SENTH IN1』の機能は、まず、サイクリングの際の走行距離や時間、平均速度や最大速度、消費カロリーなどが実際の風景や道を見ている先に出てくる、というもの。

また、行き先を設定すると、実際の走っている道の上に走行ルートのナビゲーションが出てくる。ナビは、立ち寄り地を追加するなど、オリジナルでルートを設定することも可能だ。

さらに、操作中に対向車や歩行者がいる場合は、その対象を赤いターゲットで示し、警告も出してくれる。
こういったシステムは、AR技術を応用したものだ。現実の環境に、コンピュータで様々な情報を付加するのがAR(拡張現実)。スマホの写真アプリなどで有名なテクノロジーだが、『SENTH IN1』にはこの技術を採用。
サングラスに搭載した超小型カメラを通してCPUが様々な情報を処理し、レンズの先に装備した透過式ディスプレーを通して情報を映像化する……といった感じだ。で、サングラスをかけた人には、それが実際の風景や道の上に情報が見えるようになる、といった仕組みだ。

音楽や写真、動画撮影もOK
『SENTH IN1』には、他にも音楽を聴いたり、電話で友達と通話、ビューポイントの写真を撮影してSNSにアップできるなど、様々な機能が付いている。

操作は、全てハンドルにセットしたコントローラーを親指を使って動かすだけ。セレクト画面もレンズに出て、選択をするといろいろな機能が使えるから、ハンドルを離さずに全ての操作が可能だ。

前述の『INDIGOGO』では、かなり好評のようで着実に支援金が集まっている。商品化が実現すれば、かなりサイバーなサイクリングが楽しめそうなアイテムだけに、行く末が気になるモノのひとつだ。
【参考・画像】
※ SENTH IN1: The first true AR cycling glasses – INDIGOGO
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