世界は今、『Uber(ウーバー)』という企業の動向に熱い視線を向けている。だがその視線は、決して好意的なものだけではない。
『Uber』の提供する配車サービスは、今年に入ってから各国の政治家を巻き込んだ議論の嵐を起こした。スマートフォンのアプリを使い、好きな場所に車を手配し会計もアプリ経由で済ませることができるシステム。その利便性は今や、既存のタクシー会社を脅かすようになった。
だが、それだけなら単に「タクシー会社の営業努力の問題」という一言で片付けることができる。問題はそこではない。やはり『Uber』の主張する「ライドシェア」が、火に油を注いでいるのだ。
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