2001年にドイツのババリア地方で創設さたMTBメーカー「BIONICON」(バイオニコン)。
自社開発の可変サスペンションを使った個性的なMTBを製作することで知られているブランドだ。
同社は山中や自然の中を走り回る素晴らしさを感じるためのMTBをコンセプトに、電動アシスト化の構想を2008年にスタート、BOSCHやPanasonicの協力を得て『e-ram』を作り上げた。
バックパック方式のバッテリーを採用
車体重量は22kg。バッテリー(48V/5.8Ah/292Wh 2.4kg)はMTBとしての外観を維持するため、ライダーが背負うバックパック方式を採用しており、スマホやGPS用の充電ポートを装備。
バッテリーからソケットを介してペダル駆動部に装備したモーター(250W/60Nm)へ電力を供給。
磁性ソケットの採用により、転倒時などには安全上、即座に電源コードが抜ける構造になっており、モーターへの電流がシャットオフされる仕組みになっている。
<e-ramの内部構造>
バッテリー無しでも通常のMTBとして扱える
『e-ram』はバッテリー無しでもモーターの存在を感じる事無く普通のMTBとして乗ることも可能。
車両価格はバッテリーパックを含み、4,850ユーロ(約66万円)となっている。
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【参考・画像】
※ BIONICON