フランスのMECANROC社が斜面や側溝を苦も無くスイスイとアメンボのように走る4輪駆動の電動オフロードバギー『Swincar』を開発した。
段差路でもドライバーは水平を維持
各車輪に1.5kwのインホイールモーターを装備、振り子式のドライバーシートと可動域の広い4本のアーム式サスペンションの採用により、段差の大きい凹凸路を乗り越える際も常にドライバーが水平に保たれるのが特徴。

この機構により、コーナリング時にはバイクのように「リーンイン」姿勢をとることができる。

ステアリング操作により、前輪に加えて後輪も向きが変わる4WS(四輪操舵)機構を装備しており、狭い道路でも小回りが利く。さらには岩をも乗り越えてしまう走破力に驚かされる。
モーター出力、バッテリー容量を選択可能
回生ブレーキを備えており、各モーターの出力は1kW、1.5kWから選択可能。バッテリーも用途により、2Kwh, 4kWh、6kWhの3種類から選べる。

市販化の予定が有るようで、現在は一人乗りだが、タンデム式の2座タイプも計画している模様。
「Swincar」は主としてレジャー用途となるが、道無き道を走破できるマシンだけにアイデア次第では多方面に活用できそうだ。
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