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少女の夢を叶えた…低コストで高度な「3Dプリントの義手」を開発

少女の夢を叶えた…低コストで高度な「3Dプリントの義手」を開発

生まれつき指先や手首から先、あるいは肘から先が無い人たちがいる。あるいは事故などで失った人もいる。

しかし、彼らがそれぞれの状況に合わせたカスタムメイドの義手を手に入れるには、1万ドル以上などといった高額な費用が必要になる。義手は量産品では無いからだ。それぞれの手の状態に合わせて高度な技術によって作成しなければならない。

しかし、テクノロジーを活かして義手をローコストで製作し、必要としている人たちの役に立てる活動をしようというコミュニティがある。『e-NABLE』だ。

彼らは3Dプリンターを活用して、低コストでカスタマイズされた義手を出力し、必要としている人たちに提供するという活動をしているのだ。

3Dプリンターを使えば、カスタムメイドの義手が50ドル以下で作れるという。

『e-NABLE』は米ロチェスター工科大学のJon Schull氏らが立ち上げたコミュニティで、義手職人やエンジニア、アーティスト、作業療法士、そして3Dプリンターメーカーなど5,000人以上が参加している。