我々が地上から見上げる月は、常に同じ面をこちらに見せている。絶対に背中を見せない。
それは、月が地球の周りを約27日周期で公転すると同時に約27日で自転しているからだ、というとそんな偶然があるはず無いとも思えてしまうが、これはどうやら月が若干いびつで、重いほうが地球の重力に引かれているため、そうなっているという説がある。
となると、どうしても月の裏側が気になるが、1959年に旧ソ連の月探査機『ルナ3号』が裏側の写真を初めて撮影した。もちろん静止画だ。
しかし今回、8月5日にNASAが公開したのは、月が裏側を見せながら地球を横切るという動画だった。
Next 年に数回のみ!地球の手前を横切る月
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