
パタゴニアが、また刺激的なキャンペーンを始めた。これまでも自社製品に対し「買わないで」広告を発表したり、爆破の映像が衝撃的なダム撤去活動『ダム・ネーション』など、強いメッセージ性を持つ広告と環境活動で、常に社会へ波紋を投げかけ、賛否両論の渦を巻き起こしてきたパタゴニア。次に仕掛けるアクションは、ずばり“デニム革命”。
デニムという存在の“業の深さ”を包み隠すことなく、前面に押し出した「Because Denim is Filthy Business(デニムは汚いビジネスだから)」というメッセージは、消費者だけでなく全生産者や販売業者、そしてパタゴニア自身にも向けられた強烈な言葉だ。このメッセージに込められた意味と、パタゴニアが見据える未来の姿を考えてみよう。
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