
自分や家族にぴったりの家具などが作ることができる“日曜大工”。
こどものためにおもちゃなどを作っている人も多いが、近頃では「わが子の学習机をDIYで作ってあげたい!」という方も増えてきている。
だが、日曜大工をスムーズに進めてくれる“電動工具”の使用は危険が伴うため、ある程度の技術が無いと使用することが難しく、断念してしまうという人も少なくない。
しかし、最近海外で発表された電動工具が「簡単に使えそう」と話題になっている事はご存知だろうか。

3つの円で深さと正確さをコントロール
その工具とは『BullseyeBore』というアイテムで、アメリカで開発された電動ドリル用のアタッチメントとなっている。

通常の電動ドリルは本体部分に電源と刃を取り付けて使用するが、この『BullseyeBore』は複数のクリアなディスクが重なってており、そのディスクの内側からレーザーが照射されるため正しい角度や深さで穴をあけることができる。

ドリルの角度が斜めになっていればとレーザーの円が近づくので、まっすぐに穴を開けることができ、円と円の距離感が縮まると、どれくらいの深さまで穴を開けたのかが解るという仕組みとなっている。
日曜大工がもっと安全に
この『BullseyeBore』は多くの電動ドリルに簡単に取り付けることができるため、将来的に“手軽に安全性を高めてくれるアイテム”としても活躍するかもしれない。
木材に深く入りすぎてしまったり、刃が傾きすぎてしまった際の怪我やトラブルを防げる確率を高めることができるうえに、一つ一つのホールの精度が高まるため、作ったものが壊れやすくなる可能性も下げることができるだろう。

この『BullseyeBore』は米国で特許を取得しており、現在はこのディスクを装備した電動ドリルを制作してくれる企業を募集している。
ディスク単品での製品化や、日本でもこの『BullseyeBore』が使える日を心待ちにしたいところだ。
【参考・画像】
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