
たった“2%”。何を示す数値か想像つくだろうか。あらかじめ断っておくと割引率や何かの利率ではない。そして、こう付け加えるとより衝撃的な数値と感じるだろう。
“海水以外の水の割合”。
『水の惑星』とも言われる地球に、淡水はたったの“2%”しか存在しないのだ。しかも、その“2%”しかない淡水の大半が、南極や北極の氷山であり、我々人間を含めた陸上生物が利用できる淡水は、“0.01%未満”であるという。ほぼ100%の水は利用不能なのだ。
とはいえ、主要都市における水道普及率が、ほぼ100%である我々日本人にとって、“0.01%未満”という数値を想像するにはリアルさに欠ける。
しかし、世界では7億人の人々が『水不足』に苦しみ、“不衛生な『水』”しか得られないがために、毎日約4,900人の子供たちが命を落としている。年間でいうと約180万人にのぼる。
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