埼玉県と三井不動産リアルティが8月31日、県営浦和高層団地に、非常時対応型の『三井のリパーク』駐車場を開設した。
県営浦和高層団地再生事業に『三井不動産リアルティ』が選定され、開設することになったもの。
22台分の収容台数を持つ、地域貢献・環境配慮・非常時対応型駐車場で、浦和高砂県庁西駐車場、近代美術館東駐車場に次ぐ3事業地目となる。

場内は歩行者動線が明確化されており、車椅子でも利用しやすい設計になっているのが特徴で、防犯用の照明やカメラの設置も含め、利用者の安心・安全に配慮している。
EV充電器やカーシェアを導入
非常用電源、AED、EV用充電スタンド(200V)、ソーラーLED街路灯等が設置されており、入庫後15分間を無料にするなど、地域住民の利便性に配慮した、有料時間貸駐車場となっている。
また、自家用車を持たない人向けに『カーシェアリング(1台)』を導入しており、駐車場の決済ではSuica、PASMO、クレジットカードが利用可能。
防水式の非常用電源では、ラジオやスマートフォン・携帯電話などを充電することが可能だ。
ソーラーLED街路灯は、日照時にソ-ラーパネルで太陽光による発電を行い、蓄電した電力で日没後に白色LEDを自動点灯、停電時も街路灯として機能する。

EV用充電スタンドの利用は無料で、駐車料金は8:00-20:00の間が20分/100 円、20:00-翌朝8:00までの間が60分/100 円、24時間以内の最大料金が1,000 円(入庫後15分間無料)となっている。
今後は、こうした地域に貢献する、“非常時対応型”の有料時間貸駐車場が、各地で増えていく可能性がありそうだ。
【参考・画像】
※ 県営浦和高層団地に「三井のリパーク」駐車場を開設 – 三井不動産リアルティ
※ てぃらいみ / PIXTA(ピクスタ)
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