
今年5月14日にサイバック ソーラーグループ(Sybac Solar Baden GmbH)が、日本にサイバック ソーラージャパンを設立。
ドイツを拠点とする太陽光発電プロジェクトのデベロッパーで、事業開発のほか、設計・調達・施工サービス、投資家として、世界各地でメガソーラー関連ビジネスを展開している。
ドイツをはじめ、フランス、イギリス、トルコ、チリなどの様々な地域で、合計出力500MW(メガワット)を超える太陽光発電施設を建設してきた。
同社は現在、総工費約9.4億円をかけて、山梨県甲府市に出力2.2MW(メガワット)の太陽光発電所を建設しており、年間発電量は1,400kWhを超える見込みで、国内有数の発電施設となる予定だ。
国内5ヵ所にメガソーラー発電施設

サイバック ソーラージャパンによると、長崎県諫早(いさはや)市でもメガソーラー発電所を2ヵ所、合計出力2.74MW(1.99MW+0.75MW)の建設をスタートさせており、来年2月頃の竣工を見込んでいるそうだ。
こちらの発電設備は日本グリーン電力開発と共同で開発しており、年間発電量は1,200kWhを上回ると言う。
合計出力が2.74MWと大型ながら、それぞれが2MW未満のため、工期が最短で3か月程度と、大型単独案件に比較して短期間で完了するのが特徴。
サイバックソーラージャパンでは引き続き、2016年以降も日本国内で年間出力10~65MW規模の発電施設の建設を予定している模様。
既に国内5ヵ所でメガソーラー発電所の建設を手掛ける同社は、「日本での事業はまだ緒に就いたばかり」としながらも、これまでの世界での経験を活かし、今後も積極的に日本での事業拡大に取り組んで行く構えのようだ。
【参考・画像】
※ SYBAC SICHERT SICH WEITERE PROJEKTE IN JAPAN – SYBAC BLUE PLANET ENERGY
※ メガソーラー発電所、長崎県諫早市で開発に着手 ドイツ・サイバックソーラーグループが日本グリーン電力開発と共同開発 – @Press
※ foxbat / Shutterstock
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