今年は世界最長距離・鉄道走行チャレンジ
これまで、パナソニック株式会社の乾電池『エボルタ』は、さまざまな挑戦をし続けてきた。
2008年におこなった『グランドキャニオンに挑戦』では、『エボルタ』を動力にしたロボットが、グランドキャニオンの断崖絶壁 530.4mを、6時間46分31秒で登頂している。
2013年には、『プラレール E6系新幹線スーパーこまち』が全長 5.60844km、実にレール26,667本分を走破。
2014年には、プラレールから実際の列車にスケールアップ、総重量約1トンの列車が、約8.5kmの廃線となったコースを完走している。
そして今年挑戦するのは、昨今トレンドとなっている電車系で、秋田県にある由利高原鉄道株式会社、鳥海山ろく線約10kmの区間を往復する、なんと約20kmに及ぶ距離を走行するというものだ。
高校生が設計する新車両

今回コレに挑戦する車両を作るのは、川越工業高校電気科の『電車班』。2011年より『川工電鉄』と称し、電車の製作を行ってきた。
2014年には在来線と同じ軌道幅、パンタグラフによる給電という本格的な電車を製作、高校敷地内にあるテストコース約40mを往復することに成功している。
今回はそれから、実に500倍となる、約20kmに挑戦することになる。
これを達成することで、『Longest distance traveled by a vehicle on a railway track powered by dry cell batteries(乾電池で走る車両が線路上を走行した最長距離)』のギネス世界記録(R)を取得できる。
車両サイズは幅1.5m、高さ2.9m、長さ4mの1両編成。材質は鉄、木材を使い、車両総重量は人員をのせて約2トンにも及ぶ。
乾電池のパワーだけではなく、高校生のものづくりパワーが同時に試されるこの挑戦は、2015年11月3日に行われる予定。
この車両が、20kmに及ぶ実際の線路を走破できるのかどうか、今から興味が湧いて仕方がない。
【参考・画像】
※ 乾電池「エボルタ」でギネス世界記録(R) 「世界最長距離 鉄道走行」に挑戦 – Panasonic
※ kazumi / PIXTA
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