
「できれば歩きたくない。」
筆者は常々そう思っている。タケコプター、いや、どこでもドアがあればどんなにラクか。ずっとそんなことを考えながら日々通学、通勤を繰り返してきた。
もちろん、それらドラえもんが与えてくれるような道具が夢物語だということもわかっている。
しかし、「歩きたくない」という万人に共通する(?)願望を満たす技術は、知らず知らずのうちに発達していることをご存知だろうか。
そんな、最先端をいく話題の『電動モビリティ』を紹介する。
■1:ノートパソコンじゃないの!? 「鞄に入る電気自動車」
まずは、動画『【世界初】カバンに入るクルマ ” WalkCar”ウォーカー COCOA MOTORS.Inc. – YouTube』をご覧いただきたい。驚くことしきりだろう。
一見、ノートパソコン、あるいはAppleのiMacなどで使用されるトラックパッドのような薄いこちらの最先端ガジェット。なんと“電気自動車”の類だという。
その名も『WalkCar(ウォーカー)』。直訳で“歩くクルマ”、そして歩行者の“ウォーカー”を組み合わせた、ネーミングの巧みさに思わず脱帽するが、それ以上に「カバンに入るコンパクトな“電気自動車”」という、これ以上ない利便性に強く惹かれる。
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ノートパソコンじゃないの!? 海外で「鞄に入る電気自動車」が話題
https://nge.jp/2015/08/12/post-113175
■2:まるでコナンの世界、「ハイスペック電動スケボー」
『名探偵コナン』のトレードマークといえば蝶ネクタイ? サッカーボール? いやいや、あの“ターボエンジンつきスケートボード”だろう。
マンガやアニメをご覧になっていた方はもちろん、「歩くのが嫌い!」というものぐさな方にとっては、実現を夢に描いた憧れのアイテム。
そして今、それが夢ではなくなった。海外のクラウドファンディングサイト『Indiegogo』で資金調達に成功した『Bolt』は、バッテリーを使って時速21キロメートルの速度で、舗装された道を走ることができるハイスペックな電動スケートボード。
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乗ってみたすぎるハイスペック電動スケボー!しかもスマホの充電までできるとか
https://nge.jp/2015/04/18/post-102177
■3:スイスイ移動できる「電動一輪車」
一輪車といえば、いわゆる“モビリティ”としての機能で思い浮かべることはまずないだろう。なぜなら、基本的にはスポーツや曲技で使用されることがほとんどであるからだ。
しかし、そんなこれまでの常識を一掃する、斬新なアイテムが登場した。電動一輪車『moCycl』だ。
『moCycl』のキャッチフレーズは、“世界一小さくて、軽いSUB”。SBUとは、“Self Balance Unicycle(セルフ・バランス・ユニサイクル)”、つまり自立走行ができる一輪車という意味だ。自立走行は、ユニット内に電動モーターを搭載することで可能にしている。
体重移動だけでスイスイ移動でき、ハンドルが無いにもかかわらず、方向転換もお手の物。
そして、バッテリーやモーターを搭載したれっきとした“モビリティ”が、たった9kgの重量で、持ち運び可能という驚くべき特徴も持つ。
もちろん、9kgという重量だけで鑑みると、あちこち持ち運びまわるというのはまだまだ現実的ではないが、今後、更に軽量化されたモデルがローンチされてもおかしくない。
この『moCycl』を含め、ここ日本においては道交法の関係上、これらのアイテムの中には公道で使用できないものもあるだろう。
しかし、それでも我々のロマンを掻きたてる、夢のアイテムの数々であることに変わりはない。
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もはや動くタイヤ!持ち運び可能になったスイスイ電動一輪車
https://nge.jp/2015/04/04/post-100663
【参考・画像】
※ Noah_Diamond – Flickr
【動画】
※ 【世界初】カバンに入るクルマ ” WalkCar”ウォーカー COCOA MOTORS.Inc. – YouTube
※ Bolt: The Most Portable Electric Vehicle in the World – YouTube
※ The World’s Smallest and Lightest Self Balancing Unicycle – YouTube
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