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ノゲイラ引退から考える「総合格闘技と日本人」

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我々の世代には、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラという格闘家がいた。そんな彼が先日、ついに現役引退を発表した。

2000年代前半に日本を席巻した総合格闘技ブームの真っ只中で、ホドリゴは大いに活躍した。当時、筆者は高校生。桜庭和志に憧れて、総合格闘技の道場の門を叩いた少年の一人だった。

そんな筆者から見た、その当時のマット界は、組み技系選手、すなわち“グラップラー”が頂点に君臨するのは当然であり、一種の信仰でもあった。

「ボクサーだろうと空手家だろうと、グラップラーの関節技に敵うはずがない。」、そう考えていたのは筆者だけではなかったはずだ。

そんな折、ホドリゴが『PRIDE』に参戦した。2001年のことだ。