
未来は予想するものではない、創りだすものだというのはよく知られていることだ。
説明不要の人気映画『ターミネーター2』において、“液体金属”で姿かたちを自由に変化、どんなに派手な銃撃を受けても自己修復可能なターミネーター、『T-1000』がセンセーショナルであった。
恐怖の『T-1000』は置いておくとして、自己修復してのける素材の登場によって、画期的な未来がやってくるかもしれない。
宇宙空間はデブリに溢れている
これまで金属にせよ、樹脂にせよ、障害物にぶつかって傷がつくとそのままであった。言うまでもないのだが。
しかし、高速で移動する物体、特に大気圏外や宇宙では大いに危険に晒される。
地球は大気に覆われ、摩擦で流星となって大概の物体は燃え尽きてしまうが、宇宙空間を飛翔するロケットや宇宙ステーションでは致命的だ。映画『ゼロ・グラビティ』では、スペースデブリ(宇宙ゴミ)の連鎖による宇宙ステーションの崩壊が描かれている。
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