IT/テック

シニア層にうれしい!話題のIoT「まごチャンネル」で簡単楽しいコミュニケーションを

どこまで簡単にできるかが鍵

『まごチャンネル』は、サービスとしてはそこまで目新しくないかもしれない。

スマホから撮影した写真やムービーを、両親のいる実家に設置するHDMI接続の端末『まごチャン受信ボックス』と共有できるというサービスだ。名前の通り、主に孫の写真やムービーを送ることをターゲットとしている。

しかし、この『まごチャンネル』の最大の特徴は、綿密に計画されたその“簡単さ”にあるのだ。

まずはセットアップが簡単だ。電源ケーブルをコンセントに差し、HDMIケーブルをテレビにつなぐ、ただそれだけで設置も設定も完了なのである。

面倒なネットワーク関係の接続や設定などは一切必要ない。『まごチャンネル』自体の設定ももちろん不要だ。メーカーの言葉を借りれば、「掃除機をコンセントに繋いで使える」程度のリテラシーがあれば、らくらく設置できるというものだ。

また使い方も非常に簡単だ。『まごチャンネル』という名前の通り、テレビのリモコンでHDMI(外部入力)のチャンネルに切り替えてあげるだけ。全ての操作は、今まで慣れ親しんでいるテレビのリモコンで完結するのである。

まごチャンネル3
source:https://www.makuake.com/

 

関係を保ってくれるランプや通知

従来のデジタルフォトフレームのようなサービスでは、一方的に写真などを送るだけで、双方のコミュニケーションに関しては別手段(電話やメールなど)に頼っていた。この『まごチャンネル』では、新しい動画や写真が追加されると、受信機の『まごチャン受信ボックス』でランプが点灯するようになる。

また逆に、両親が『まごチャンネル』を使って動画などの閲覧をはじめると、専用アプリをインストールしたスマホ側に通知がくるようになるのだ。

一見そこまで重要な機能ではないように思えるが、「動画を追加したよ。動画を見たよ」というだけのコミュニケーションを、わざわざとる人はそこまで多くないだろう。

しかし、新しい動画が追加されず同じものばかりだと見飽きてしまうし、見られているかわからないと、わざわざ写真や動画を送るモチベーションも続かなくなってしまうのである。

まごチャンネル3
source:https://www.makuake.com/

 

『まごチャンネル』は、現在『Makuake』でクラウドファンディング中だ。14,800円の出資で、受信機の『まごチャン受信ボックス』を1つ手にすることができ、通常月額980円のサービス利用料も3ヶ月分無料となる。

一見地味なサービスに見えてしまいがちなサービスだが、容易なセットアップや利用方法から通知など、細部に至るまで気遣いが行き届いており、ユーザーの体験を非常によく考えられた製品なのだ。

逆に言えば、今までの類似サービスが、いかにユーザー視点を欠いたものだったのかを改めて認識させてくれる、素晴らしい事例とも言えるだろう。

 

【参考・画像】

スマホで撮って実家のテレビへすぐに届く!IoTサービス「まごチャンネル」 – Makuake

【動画】

※ はじめての『まごチャンネル』(Kagawa) – YouTube

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