「テスラ・モデルS」の性能に匹敵する「Porsche Mission E」

ポルシェが発表したEVコンセプト、『Mission E』の性能は明らかに『テスラ・モデルS』を意識したものだ。4人乗りのセダン、航続距離は500km、ポルシェの得意とするAWDシステムを搭載、800V駆動によるモーターは600馬力(440kW)を発揮し、0-100km/h加速を3.5秒以下で終わらせる。
急速充電は15分で80%の充電が可能。ありとあらゆるスペックが『テスラ・モデルS』と匹敵、明らかに意識していることがわかろう。
このドライブシステムはまったく新しいものだが、『Le Mans 24時間レース』に参戦した 『Porsche 919 hybrid』から受け継いでおり、モータースポーツで実証されたものだけに、そのポテンシャルをうかがい知ることができる。
ポルシェのアイデンティティ溢れるデザイン
テスラが新興メーカーであるのに対し、ポルシェは栄光の歴史あるメーカーだ。デザインはフロントは918スパイダーの面影が、サイドビューは今なお絶大な人気を誇る『911』のデザインアイコンがちりばめられている。どこからどうみても『ポルシェ』であることがわかろう。

インテリアも先進的だ。ドライバーに最適化されたコックピットは、“アイトラッキングジェスチャーコントロール”を備え、ホログラムでの表示も行う。テスラのシンプルかつ巨大な、17インチディスプレイも衝撃的だったが、『Mission E』のレトロモダンでハイテクな装備も魅力だ。

ポルシェブランドは全世界で人気だ。そのポルシェがEVの分野、アメリカで人気のテスラを駆逐しようというのだろうか。今後の市販化が期待される。
【参考・画像】
※ World premiere for Porsche Mission E – PORSCHE
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