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外国人観光客はヒロシマを目指す、顕著化する日本人との「意識格差」と国民の誤解

広島への誤解

広島は“左翼運動家の巣窟”というイメージを持っている人がいる。それに嫌気が差し、広島に足を向けなくなったということも否定できない。

日本人は“オンブズマン”や“市民ネットワーク”という概念を理解しないまま、市民運動を始めてしまったきらいがある。一言で言えば、日本人はこれらを“隣組”だと思っている。だからメンバーの脱退を考慮に入れていないし、そもそも「誰しも意志は同じで一蓮托生」と考えている。

自分たちは公的機関を監視するが、自分たちが監視されることを嫌がる。“オンブズマン”とは、誰かが暴走しないように互いが互いを監視する制度なのだが。

そしてそんな息詰まるような隣組の集会所に、好んで行きたがる人間などあまりいない。だが“広島は左翼運動家の巣窟”という考え方は、実は単なる誤解に過ぎない。大体、小選挙区の広島1区は長い間自民党の岸田文雄氏を当選させているではないか。ここは日本有数の保守王国である。

さらに言えば、「広島の過去を知る」ことと「市民運動に参加する」というのはまったく次元の違う話である。どうして歴史を学ぶのに、個々の政治思想が必要なのだろうか?

ここに、日本人と外国人との差が見える。我々日本人は、仲間同士の「目に見える共通点」がないと互いを尊重できない。だから自分自身との共通点を見出だせない(と感じてしまっている)広島という地に、足が遠のいている。

だが、日本以外の国の人々はそうではない。政治思想には流行り廃りがあるということ、そしてそれにこだわるとロクなことがないということを、骨の髄までよく知っているのだ。

 

【参考・画像】

※ 「軍都」から平和の象徴へ—「外交ツール」としての広島 – nippon.com

※ Skylight / PIXTA

※ s_fukumura / PIXTA

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