IT/テック

【未来予想図】プリウスの変遷から「スポーツHV」が見えて来た!

「21世紀に間に合いました。」満を持して登場した初代プリウス

ちなみに初代プリウスは1997年12月に『21世紀に間に合いました。』のキャッチコピーを掲げ、世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生、僅か2年の短期間で量産化された異例のプロジェクトだった。

以来、プリウスは18年間で350万台(国内155万台)以上を販売する、世界的大ヒットモデルとなった。

初代モデルはトヨタの米デザイン部門『CALTY』が意匠を担当、高い全高と広々した室内空間を持った、コンパクトで扱い易い4ドアセダンとして開発された(当時価格 215万円~)。

TOYOTA_PRIUS_1997
source:http://newsroom.toyota.co.jp/

 

世界初のハイブリッドシステム『THS』を搭載、10モード/10・15モードで28.0km/Lという燃費は当時としては画期的で、世界の自動車メーカーに大きなインパクトを与えたのは言うまでもない。

 

2代目プリウスが米国でデビュー

その後、レギュラーガソリン価格が上昇し始めた2003年4月に『ニューヨーク国際オートショー』で2代目プリウスがデビュー、同年9月に発売された。

このモデル以降、低燃費を追求すべく、エアロダイナミックフォルムを纏った5ドアハッチバックスタイル(CD値0.26)に姿を変え、その後のプリウスの基本形となる。

『トライアングル・シルエット』と呼ばれる三角形の“おむすび形”のスタイリングが特徴的で、2003年度のグッドデザイン大賞を受賞。

TOYOTA_PRIUS_2003
source:http://newsroom.toyota.co.jp/

 

一回り大きく3ナンバーサイズになったボディには約140kgの軽量化が織り込まれ、ハイブリッドシステムは『THS-II』に進化、モーター出力や1.5Lンジンの出力を高めてシステム出力を向上。

同モデルよりモーターのみでの走行が選択可能な“EVモード”が設定され、10モード/10・15モード燃費は35.5km/Lを達成。

販売台数は初代よりもぐっと増え、4,000~7,000台/月に上昇、“燃費が良いプリウス”の商品力が国内市場に浸透して順調にシェアを伸ばして行く。

一方、ガソリン価格の上昇はその後も続き、リーマンショックが発生した2008年にはレギュラーガソリンが180円を突破、先行き不安からマイカーユーザーの燃費への関心が一気に高まる。

 

3代目プリウスが空前の大ヒットを記録

そしてリーマンショックによる景気の底入れを迎えた2009年5月に3代目プリウスが登場。

このモデルも2代目と同様、ワールドプレミアの舞台は米国が選ばれ、北米国際自動車ショー(デトロイトショー)でデビューしている。

米国市場がプリウスにとって日本国内と並ぶ大きな市場に成長したことが背景に存在する。

TOYOTA_PRIUS_2009
source:http://newsroom.toyota.co.jp/

 

歴代モデルの中でもバランスが取れたシャープなボディ・デザインに加え、燃費もさらに向上して38.0km/L(JC08モード燃費 32.6km/L)となり、ライバル車を圧倒。

政府によるエコカー補助金支給が引き金となり、発売直後から爆発的な売れ行きを見せ、最大10ヶ月以上にも及ぶ納車待ちが発生したのは、記憶に新しいところだ。

空力性能をさらにCD値0.25にまで改善、ハイブリッドシステムには全体の9割以上を新開発した『リダクション機能付THS-II』を採用。新開発1.8Lエンジン搭載で高速域の燃費を向上するとともに、モーターの出力アップにより、2..4L車並の動力性能を実現した。

消費税が2014年4月に5%から8%に増税され、その影響から登録車の販売は減少傾向となるが、3代目はその後も1万台/月の販売を維持、現在に至っている。