
みなさんは子どもの創造性を高めるために、どんなことをしているだろうか。お絵かきできる画材やレゴブロック、あるいは電子工作などを与えている方もいらっしゃるかと思う。飽きやすい子どもに対して、フィットする玩具を見つけるのは難しい。
そこで今日紹介したいのが、『つみき』である。
世界的な建築家が積み木を作るとこうなる
『つみき』は森林保全団体のmore trees(モア・トゥリーズ)と、世界的建築家の隈研吾氏がコラボレーションした新しい形の積み木である。素材は国産スギの無垢材を使用。木の温もりを直に感じることができるアイテムだ。

隈研吾氏を改めて紹介しておくと、世界的な建築家として名をはせている。近年では東京大学のキャンパス内の施設やスターバックス太宰府など、木を格子状に連ねる設計が特徴とする建築が多く見受けられる。
そんな“木の組み合わせ”のマエストロが積み木を設計するとどうなるのか、を形にしたのが『つみき』だ。木と木をつなげたり、重ねることによって無限の広がりを見せることができるようになっている。
たとえば4~5ピース『つみき』を組み合わせると部屋のオブジェにもなる。

また3ピース重ねることによってキッチン用のホルダーにもなることができる。

子どもも自分が作ったインテリアが家の中に増えていくことによって、喜びを感じ、さらに様々な積み木を作りたくなってくることだろう。

森林の有効活用にも一手
『つみき』の木は宮崎県は諸塚村の『FSC森林認証』を受けた森林の木材を使用している。『FSC森林認証』とは、適正に管理された森林から算出した木材に認証マークを付けることによって、持続可能な森林の利用と保護を図る世界的な認証制度のことである。国産の木材を有効利用することによって、森林と地域のサステナビリティの向上を狙うという側面もある。
さて気になるお値段だが、3ピースなら3,000円から、より複雑な形に挑める13ピースなら6,700円と様々なプランが用意されている。現在クラウドファンディングの『Makuake』で資金調達中。
子どもに木材の温もりを教え、創造力を高めさせたいという親御さんはクリスマスプレゼント用として手に取ってみるのも良いかもしれない。
【参考・画像】
※ 世界的な建築家・隈 研吾氏と作る国産スギの「つみき」であなただけのインテリアを! – Makuake
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