
既に『FUTURUS』でも速報としてお知らせした通り、スウェーデンのカロリンスカ医科大が10月5日に発表したノーベル医学生理学賞の受賞者は、日本人の大村智・北里大特別栄誉教授(80歳)とアイルランド出身で米ドリュー大名誉研究フェローのWilliam C. Campbell氏、そして中国では、自然科学分野での初の受賞という快挙を成し遂げた中国中医科学院の屠ヨウヨウ(Tu Youyou:「ヨウヨウ」は“口へんに幼”が2文字)博士の3名だった。
彼らの受賞は、寄生虫による感染症とマラリアの治療法を発見したことに対する業績が評価されたものだ。
特に大村氏とCampbell氏の研究成果が、メルク社による無償の薬提供という形で、多くの人たちを救ったことが称賛されている。その数なんと億単位にのぼるという。