※前回の記事
【人類と蚊・前編】最新テクノロジーで蚊を迎撃する
https://nge.jp/2015/10/07/post-118995

蚊という生物は、工夫次第で、ある程度は発生を阻止できるものだ。
だから、蚊の数には地域差というのがある。しかもそれは暑いか寒いか、湿っているか乾いているかということではない。まったく同じ気象条件なのに、ある区画では蚊が大量発生し、隣の区画ではほとんど見ない、ということもある。
年の半分をインドネシアで過ごす筆者も、そういう現象を度々見ている。
まず、ジャカルタは蚊が多い都市だ。夜は、蚊取り器具のスイッチをオンにしていないと、とてもではないが寝ていられない。ところが、ジャカルタから距離のある他都市、たとえばジャワ島中部にあるジョグジャカルタでは蚊取り器具がなくとも寝ていられる。
この違いは何なのだろうか?
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