
アスリートの選手寿命は、競技によって大きな差がある。
例えば新体操の選手は20代前半ですでに“ベテラン”と呼ばれる一方、マラソンランナーは30代から本格的に練習を初めて世界レベルに達したということも珍しくない。
筆者はグラップリングの選手だが、この競技はかなり選手寿命の長いほうだ。
筆者の知っている中では、50代後半から初めてグラップリングの練習を受けて還暦過ぎに全国大会出場を果たしたという勇者がいる。
もっとも、格闘技というのは案外長く続けられる性質のもので、アマチュアボクシングの世界でも40代、50代の人はたくさんいる。
いずれにせよ言えるのは、そのスポーツに携わった以上生涯現役を貫きたいと誰もが思っているということだ。
ベッドの上で何もできないまま死を待つのは真っ平御免である。顔に何十本の皺を刻もうと、頭髪の大半が抜け落ちようと、やはりアスリートはアスリートのままでいたい。
現に、それを実現している人達がいる。