「ボルダリング」をインタラクティブなゲームに
『ボルダリング』は基本的に一人で楽しむスポーツだ。
中にはボルダーセッションといって同じ壁を複数人で代わる代わるトライして楽しむ型式もある。
自然の岩壁を登る際は、最終的に岩を登り切って頂上に立つことが目標になるが、ジム内の人工岩壁の場合はゴールとなるホールドを両手で保持した時点で完登とする、といったルールがある。
また、ホールドの色や順序が決められた“課題”をクリアしなければ成らないというルールもある。
しかし、もっと面白くできないだろうか?
ホールドが固定された壁に、自由に変化する複数の通過ポイントを作り、それを決められた順にいかに素早くタッチできるか、といったルールを作れば楽しさ倍増ではないだろうか。
しかも、この通過ポイントを投映方式にすれば、壁を作り直さなくても、あるいは何処のジムでも、何度でも楽しむことができる。
さらにタッチした素早さは記録され、壁にランキングとして映し出されれば、他のプレイヤーたちと競争する楽しみも増えるのだ。

「ボルダリング」の新しい楽しみ方になるかも
このゲームを作ったクリエーター自身、ロッククライマーだという(『ボルダリング』をする人は『ボルダラー』とも呼ばれる)。
彼は『ボルダリング』の壁に、インタラクティブなビデオゲームを投映することを思い付いた。
そこで、複数の通過ポイントを壁に投映し、それをタッチするとポイントを得られるインタラクティブなゲームを作った。
通過ポイントは、様々なパターンを作れるので、いつもの壁が何通りものパターンを持ったゲームに変わるのだ。
このゲームは、『ボルダリング』用の壁さえ有れば、何処ででも使えるため、プレーヤーたちの“競争心”を原動力に、新しい『ボルダリング』の楽しみ方として流行っていくかもしれない。
【参考・画像】
※ Randori: Turning a climbing wall into a video game
【動画】
※ BKBS Community Night: Andrew’s 3.0 second Randori run – YouTube
【関連記事】
※ 今年こそシェイプアップ!「タバタ式トレーニング」でエンジョイするスポーツの秋
※ 音声と頭部の動きでコントロールできるBluetoothイヤホン「Elbee」
※ 直感的な操作で自由に移動!体を傾けるだけで使える次世代車イス登場
※ カッコイイ次世代型自転車!未来の自転車はスマホホルダーやカウル付きになるのか?
※ 2020年東京五輪までに実用化されるか?スマートグラスによる未来の野球観戦スタイル
- 1
- 2