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再生する命の物語を、復興に歩む東松島の森から日本の未来へ。

森も人もあるがままの姿を活かしてこそ強くなる。

2013年には、ニコル氏の提案による「校舎がなくても森の学校はできる」との想いで、『森の学校』のシンボルであるツリーハウスが製作された。

2年が経った今では、すっかり屋根は苔むし草花に覆われ、背面の山と一体化している。よく見ると、このツリーハウスに使われている木材には、枝ぶりそのままが使われている。

ニコル氏は言う。「自然界に直線はない。無理に枠にはめてしまい、まっすぐに伸ばしたり削るから弱くなる」。

木のありのままの曲線を生かしたツリーハウスは、教育のあり方そのものを示してもいるのだ。

このツリーハウスを拠点に、子供たちは遊びや田んぼ作りや自然観察などを通じて、多様な生き物との付き合い方や、人も含めた自然界の大いなる命の営みを肌で感じている。

2014年に製作した「馬のひづめの展望デッキ」。森の中から、新たにできる街を見わたすことができる。
2014年に製作した「馬のひづめの展望デッキ」。森から海や、新たにできる街を見わたすことができる。画像提供/アファンの森財団