森から命を考える「学びのモデル」を全国へ。
2014年は森から海を臨める『馬のひづめの展望デッキ』を制作し、2015年は森と対話する『サウンドシェルター』が完成した。
東松島市の要請を受けたとはいえ、NGOなので予算が潤沢ではなく、スポンサー探しや様々な設備を作る上での材料集めなど課題は山積している。
製作には、このプロジェクトに賛同する早稲田大学古谷誠章研究室の学生が、構想から設計、施工とすべてを手がけ、仮設住宅に泊まり込みながら、子供たちや地域の方々とともに汗を流し造り上げている。

『森の学校』のカリキュラムや森のメンテナンスなどを総括し、いずれは地元の人々に手渡すまでが財団の役割だ。
東松島市で成功させれば、全国の森の再生、そして人と街の復興モデルとなるだろう。
海の過去と新しい街の未来が見渡せる東松島市の『森の学校』から、子どもたちの明るい笑い声が響く日が、1日も早く来ることを祈りたい。
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