
私たちが寝ているとき、脳は全部寝ているのだろうか?
だとしたら、何かあったとき、誰が脳を起こしてくれるのだろうか?
MITの神経科学者によれば、脳は全部が寝ているわけでは無く、眠りを制御するために覚醒している部分があることを発見したという。
これは視床網様核(TRN)として知られている構造に端を発しているという。TRNは深い眠りの特徴を示すゆっくりした脳波を、視床から脳の皮質に中継している部分だ。
このゆっくりとした脳波は、昏睡状態や全身麻酔のときに見られるものだ。この波をTRNが脳全体に伝えることができるらしい。