IT/テック

MITが研究!脳はどのようにして睡眠を制御しているのか

眠気を誘発する実験

imasia_17155595_M
source:https://pixta.jp/

 

研究者らは、TRNが脳内の異なる脳波を調整することによって、情報を共有し、新しい記憶を強化することを支援していると考えている。

また、TRNは睡眠不足で眠気と闘っているときに、瞬間的に居眠りをしてしまう状態にも関与しているようだ。

これまでのほとんどの睡眠研究では、脳全体がゆっくりとした脳波に包まれるようにコントロールされていると考えられていた。

ところが最近の研究では、睡眠不足でうとうとしている動物の脳の一部が、機敏さを制御できていることを発見した。

どうやらTRNが鍵になっているようだ。TRNは視床をシェルのように囲み、視床に入る感覚情報の門番のような働きをし、その上で皮質に送る情報の処理をしているらしい。

光遺伝学の手法を使い、覚醒しているマウスのTRNを刺激すると、皮質の一部に徐波、つまり睡眠状態で現れるゆっくりとした脳波が現れることが確かめられている。

そしてマウスの皮質全体に徐波を誘発することで、彼らが眠気を催して動き回ることを止め、筋肉の緊張が緩和されることが分かっている。