食糧危機すらも救えるかも知れない
この技術を活用すれば、地下でも植物を育成することが可能となる。
もちろん、既に様々な方法で屋外でなくても植物を栽培する方法はできてきているが、これはそれらの方法に比べても、限りなく“自然光に近いもの”を用いて育成することになる。
映画『インターステラー』の様に、地上での食物の栽培が難しくなっていってしまった場合にも、この地下での食物開発技術が進歩してくれれば、外部の環境に左右されず、食物を育てることが可能になるだろう。

写真を見ればおわかりいただけるかと思うが、まるで屋外空間! とはいかないが、照明が入った屋内空間程度には明るさが担保され、そこにはうっそうと植物が根付いているのである。
この『lowline』の計画は、現状プロトタイプを470平方メートル程度の真っ暗な倉庫内で展開している段階だ。
ここでの試験がうまく進めば、最終的には前述の4,000平方メートルの地下空間へ展開できるだろう。
ニューヨーカーの憩いの場は地下、という日もそう遠くないのかも知れない。
【参考・画像】
※ lowline
※ Daylighting Technology SunPortal
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