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壁の向こう側にいる人の動きを感知し、誰だか識別する技術がMITによって開発されていた

応用範囲は広い

『RF Capture』の応用技術は広いと考えられている。例えば映画の制作時間を短縮することから、高齢者の介護といった分野までだ。

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例えば映画では、モーション・キャプチャを使ったCGを制作する機会が増えている。

しかし、モーション・キャプチャでは、演技をする俳優の体中にマーカーを付け、カメラだらけの部屋で演技をしなければならない。

だが、こちらの『RF Capture』を応用すれば、マーカーなど一切付けずに俳優の動きを捉えることができる。しかもセットや壁などの障害物があっても追跡できるのだ。

それでは、高齢者介護の分野では、どのように応用できるのだろうか。

それは、家庭内や施設内で暮らしている人のモニタリングだ。これはカメラでも開発が進められているが、カメラによる映像ではプライバシーが丸裸にされてしまう。

しかし『RF Capture』によるモニタリングであれば、例えば服装(下着姿や裸など)が外部に漏れることはないし、顔の状態までわからないからすっぴんでも安心だ。

ところが人の動きは呼吸の為の胸の動きまで捉えることができるため、もしも意識不明に陥って倒れたりすれば、自動的に通報するシステムに応用することが可能だ。

カメラによる映像解析技術も急速に進化しているが、カメラはそこに持ち込まねばならないことや、何もかも見えてしまうと言う欠点がある。

一方、『RF Capture』であれば、例えば災害でビルに閉じ込められた人が居るかどうかを外側から確認できる様になるかもしれない。

このような透視技術の進化の可能性は大きいだろう。

 

【参考・画像】

※ How wireless “X-ray vision” could power virtual reality, smart homes, and Hollywood – MIT News

※ ponsulak / Shutterstock

【動画】

※ Capturing a Human Figure Through a Wall using RF Signals – YouTube

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