パナソニック乾電池エボルタ600本駆動
今回挑戦する車両を製作するのは、川越工業高校電気科の『電車班』。
車両サイズは幅1.5m、高さ2.9m、長さ4mの1両編成。材質は鉄、木材を使い、車両総重量は人員をのせて約2トンにも及ぶが、これを動かすのに使用する単一型電池は、パナソニック乾電池『エボルタ』を600本。
それだけで相当な重量、体積であることが容易に想像できる。
外観デザインは同校『デザイン科』が担当。ここで今回にかける意気込みを動画で振り返ってみたい。
挑戦するのは実際の路線!
今回走行させたのは、総走行距離22.615kmにも及ぶ、秋田県 由利高原鉄道株式会社 鳥海山ろく線だ。
実際の路線だけに、勾配やカーブなど、車両を苦しめる難所が何か所もあったに違いない。特にスタートから上り勾配でなければならない規則だけに、スタート直後から心配だ。
ギネス記録を達成するには、いくつもの条件があるという。
■1: 市販の乾電池のみで車両を動かすこと
■2: 車両だけで700kg以上を要すること
■3: 挑戦中、車両を修理してはならない
■4:“上り坂”方面でスタートすること
■5:距離20km以上のレールを走りきること
果たして無事ゴールできるのだろうか?
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