
鹿児島県最北端の長島町は、長島本島ほか大小20以上の島々が点在し、温暖な気候と、豊かな自然に囲まれた町だ。
町の基幹産業は農業、漁業で、農協と漁協あわせて、年間200億円を超える売り上げを誇る。
中でもブリの養殖は海外27カ国に輸出するなど、売上高も世界一。このほか、粘土質の赤色土(せきしょくど)を活かしたばれいしょや温州みかん、デコポンなど農産物、特産物も豊富だ。
このような豊かな自然と産物に恵まれた地域だが、多くの地方がそうであるように、ここでも少子化と高齢化により人口の減少という問題に直面している。
このまま何も対策をしないと、2040年には人口7,000人となるという予測もあり、消滅可能性都市のひとつにも挙げられている。

Next 立ち上がったのは30歳の若き副町長