医療機器として認可へ
11月10日、つくば市にあるサイバニクス研究企業サイバーダインが、自社サイトにてこのような発表を行った。
ロボットスーツ『HAL』が、薬事・食品衛生審議会での了解を得たというのだ。
これはすなわち、『HAL』が正式な医療器具として認められるということである。そして公的医療保険の適用可否が審議されるという意味合いも含まれている。
此度の審議会で了承された『HAL』は下肢用のもので、筋萎縮性側索硬化症(ALS、ルー・ゲーリッグ病とも呼ばれる)や下半身機能障害を持つ患者のリハビリに用いられる。
だが実のところ、厚生労働省の対応は「遅すぎる」という声もある。というのも、EU諸国では2年前に『HAL』の医療現場流通が認められているからだ。
その当時の動画をご紹介しよう。
※ 医療ロボ、欧州で販売可能に 筑波大発ベンチャーのサイバーダイン – YouTube
ドイツではすでに、医療保険適用についての審議が着々と進められている。
日本はそのあとを追っているという形だ。
Next ロボットスーツの活躍する現場