苦手だった数学も偏差値64超に

そんな『東ロボくん』が、今回受けたのは6月に行われたベネッセコーポレーションの『進研模試』。
5教科8科目の大学センター入試模試だ。

で、結果は合計511点で、“人間の”学生平均416.4点を上回る。
特に、苦手だった数学の成績が上がり、偏差値64以上を獲得。まだ東大合格には届かないものの、全国にある大学の約6割にあたる474大学・1,094学部の合格可能性が、約80%に向上したという。
また、他にも2次試験対策として、論述式の駿台予備学校『東大入試実践模試』の一部科目も受験。初挑戦の地理歴史(世界史)で、偏差値54.1をマークした。
ちなみに、『東ロボくん』は、科目ごとに開発された複数のAIの総称だ。また、2足歩行ロボットなどが、実際に東大の赤門をくぐり受験することは想定外。あくまで“人工知脳”のみの研究なので悪しからず。
このニュースを聞いて、2016年1月16日-17日に行われる、大学入試センター試験を受ける予定の受験生の中には、ちょっと焦った人もいたかもしれない。それほどの好結果だ。
かくなる筆者は、『東ロボくん』に絶対負けない。なぜなら、「共通一次」世代で「私立文系」だったから(センター試験どころか共通一次も未受験)。
では、今なら……ご想像にお任せします。
【参考・画像】
※ Dragon Images / Shutterstock
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