宇宙ステーションではレタスが栽培されていた

実は同じシステムの『Veggie』を使って、2014年の5月にはロメインレタスが栽培されていた。このとき収穫したレタスは地球に持ち帰られて分析されている。
そして今年の8月にもロメインレタスが収穫されて、このときは初めて宇宙ステーション内で宇宙飛行士達が試食した。日本の油井亀美也氏も試食に参加している。
ただ、NASAケネディ宇宙センターの科学者であるGioia Massa氏は、顕花植物の栽培はレタスよりも挑戦的なのだと語っている。照明などの環境作りには、より細やかな注意が必要なのだ。
先に登場したKjell Lindgren氏は、赤・青・緑のLEDを点灯させ、『Veggie』の水と栄養を供給するシステムを起動させて、植物の生長を監視する。およそ60日間の成長期間が必要だとみられている。
その間、LEDの証明は10時間オンにして14時間オフにするサイクルで、1日のサイクルを作り出す事になる。