次はトマトの栽培だ
『Veggie』で顕花植物の栽培に成功すれば、例えば、トマトの様な実のなる植物を宇宙で栽培し、それを食料にすることが成功するかもしれないという。
そのためにも今回の実験では、例えば顕花植物ならではの花粉の扱いに関するデータも得る必要があるだろう。実際、2017年にはトマトの栽培に挑戦する予定が立てられている。
それ以外にも注目されていることがある。それは、植物が宇宙飛行士に与える影響だ。
地球上でも、植物は人のストレスを和らげる効果を持っている。もしかすると、宇宙でも同様の効果が期待できるかもしれないのだ。
今回実験で使用している『Veggie』は、ウィスコンシン州マディソン市のOrbital Technologies社で開発された。ロメインレタスの苗床2組と、ヒャクニチソウ1組を合わせて2014年4月にSpaceX社によって宇宙ステーションに届けられたものだ。
さて、来年の年明けと共に、宇宙でヒャクニチソウが花開くだろうか。
【参考・画像】
※ Space-Grown Flowers Will be New Year Blooms on International Space Station – Kennedy Space Center
※ Meals Ready to Eat: Expedition 44 Crew Members Sample Leafy Greens Grown on Space Station – NASA
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