誰しもがゲームを楽しむ時代に
オンラインFPSは、当然ながらある一定以上の回線速度がなければ満足に作動しない。何しろ、プレイヤーの一挙手一投足をリアルタイムで共有させなければならないのだ。
数年前までは、インドネシアでそうしたゲームをプレイすることは困難だった。理由は先述の通りである。
オンラインゲームどころか、通常のブラウジングすらも、1クリックごとに待ちに徹する必要があった。
だが、そんな環境は、少しづつだが確実に変わっていった。今やごく普通の小学生ですらもキーボードの前に座り、ゲームに興じている。
インドネシアのインターネットカフェにいけば、大抵の店のパソコンにFPSが用意されている。
子どもたちは小遣い銭で、許される限りの時間プレイし続ける。ほとんどの場合は数人の友だちと一緒に1台のパソコンを囲む。
そうすれば料金は1人分で済むからだ。それに文句を言う店員はいない。