楽器やスピーカーを繋いでアプリを開くだけ
そのアイテムとは『JamBlaster』というオーディオインターフェイスで、現在クラウドファンディングサイトの『Kickstarter』にて出資を募っている。
オンライン上でのセッションに必要なのは、愛用する楽器とスマートフォン、そしてこの『JamBlaster』だけ。
『JamBlaster』の入力部分に楽器を、出力部分にはヘッドフォンやスピーカーを繋いで専用のアプリを起動すれば、すぐに演奏を合わせることが可能になるという。
楽器の演奏ではコンマ単位のズレが大きな影響を及ぼすが、上の動画を見る限り大きなレイテンシ(データ転送の遅延)は、ほぼ生じていないように見える。

この製品の凄い所は“オンライン上でセッションが出来る”という点だけには留まらない。
『JamBlaster』のオンラインサービスを使用すれば、離れた位置でのセッションをレコーディングすることができ、その場で全トラックを合わせた音源を聞くことができる。
また、音源をダウンロードすれば、DTMソフトでのミックスやマスタリングが可能となるので、高額な録音機材やレコーディングスタジオを借りなくても、バンドの演奏をCDなどの音源にすることが可能になるという。
もちろんプロのレコーディングより質は落ちてしまうが、手軽さや便利さを考えれば画期的な音楽アイテムと言えるだろう。