
1970年代後半のニューヨークはハーレム地区。
そこにはラジカセを型に乗せ、仲間と歌ったり踊ったりする“ゲットー・ブラスター”というムーブメントが盛んになった。
そのムーブメントが元となって、ラップやブレイクダンスなどのヒップホップカルチャーが生まれたと言われている。野外で音楽を奏でることによって、コミュニティが生まれカルチャーが育っていったのだ。
それに比べて、今の音楽はスピーカーではなくイヤホンやヘッドフォンで“閉じこもって聴く”、極めてパーソナルなスタイルが主流になりつつある。
本当にそれで良いのだろうか? スピーカーで聴く楽しさをもっと味わえても良いのではないか。
今回紹介する『サウンドトランク』は、閉じこもって音楽を聴く時代に、待ったをかけるアイテムだ。
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