
げ、げ、げげげのげぇ~
嬉しくなるほど昭和臭の濃いタッチで妖怪を描き続けた漫画家。それが昭和に育てられた私の“水木しげる”の印象だ。
多くの日本人が、「妖怪」という用語を民俗学からではなく、水木漫画から覚えたのではないか。(もっとも、今時の子供達は『妖怪ウォッチ』で知るのかも知れないが)
『ゲゲゲの鬼太郎』を知らない日本人を私は知らない。それほど日本人に影響を与えた漫画家・水木しげる氏が、11月30日に93歳で亡くなられた。
「巨星逝く」と誰かが語っていたが、大袈裟では無い、と私は感じた。
Next 戦後に妖怪を復活させた水木氏