国土交通省が、来年6月に保安基準を改定してクルマのミラーをカメラで代用することを認めるそうだ。
これは、自動車の国際基準を定めている、国連の『WP29(自動車基準調和世界フォーラム) 』が一部のミラーに限定していた代用を、全てのミラーに拡大することを11月に決めたことを受けたもの。
高性能カメラの搭載によりドライバーの死角を無くすことで、交通事故の低減を図るのが目的だ。
国内主要自動車メーカーが開発を進めており、既に実用レベルに達していると言う。
国交省も、カメラによる死角対策を普及させたい考えで、夜間でも肉眼と同程度に見えるよう、モニターの明るさやコントラストを細かく規定、基準を満たせば、追加機能を認める模様。
2020年には量販車で“完全自動運転”機能の導入が見込まれており、多数の車載カメラが必要になることから、その予備技術として期待される。
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