グーグルカーは歩行者とコミュニケーション
実際の路上を走行して経験を積むグーグルカーでは、次世代の自動運転車の技術を考案中だ。
そのひとつが歩行者とのコミュニケーションで『歩行者への通知』というタイトルで特許出願・取得をしている。
具体的には自動運転車のフロントボンネット、サイドドア部にディスプレイを搭載、そこに“お先にどうぞ”、“停止中”、“危険、横断禁止”といった表示を行うことで歩行者に自車の意志、これから行う動作を通知するというものだ。
人間同士のようなアイコンタクト、あ・うんの呼吸とまではいかないが、明らかにその方向性をさし示すもので、今後のコミュニケーション機能の拡充を予感させる。
ロボットカーの実現に向けて
これまで、サンキューハザード、ブレーキランプを5回踏む、といった手段で人間同士はサインを送りあっていた。
今後自動運転車は単純に目的地まで同乗者を送り届けるだけではなく、歩行者や他車とのコミュニケーションをとることで、よりプロドライバー、執事的になるに違いない。
乗り込もうとすると「お帰りなさい、御主人さま。今日はこれからどちらに行かれますか?」と声をかけられる日も遠くないことだろう。
【参考・画像】
※ Patent No.US 9,196,164 B1 – United States Patent and Trademark Office
※ Zholobov Vadim / Shutterstock
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