
東京大学とニコンの共同研究グループは3日、細胞を傷つけずに酸素代謝を計測できる、柔らかい光学式シート型センサを世界で初めて開発したと発表した。
医薬品や再生医療の研究では、使用する細胞の品質を評価する必要があるが、従来の計測法では細胞自体を傷つけてしまっていたという。
今回開発されたのは、培養された細胞に載せるだけで、細胞のわずかな酸素代謝を高感度に計測できる光学式センサシートとなり、細胞の品質評価や新薬の機能評価・毒性スクリーニングへの応用に期待がかかっている。
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