「グレーゾーン」も残る
今回の線引きには、まだまだ“グレーゾーン”がある。
例えば、マクドナルドでコーヒーを購入する際、「お持ち帰りですか?」と聞かれて「はい!」と購入すればやはり8%だが、「やっぱりここで飲んでいこう」と店内で飲み始めた場合、どうなるのか?
また、食料品がメインかどうかわかりにくい、玩具付き菓子は軽減税率対象とされているが、どうみても玩具がメイン商品との線引きが曖昧だ。
などと、我々が軽減税率の線引きに夢中になっている内に、消費税の増税が既成事実化されようとしている。
ところで面白いのは、新聞が軽減税率の対象になりそうだ、ということだ。
新聞(と系列のテレビ局)は、長年かけて世論を増税の正当化に誘導したため、ご褒美と言うことだろうか。
何しろ新聞など、今の時代なくても困らないから、食品の様な『生活必需品』ではないはずだ。
もっとも、増税で国民が貧困化すれば、新聞の購読者も減るのだが……。
【参考・画像】
※ 食品「飲食場所」で線引き 軽減税率、出前・持ち帰り適用 :日本経済新聞
※ ra2studio / Shutterstock
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