ダメージを受けやすい子どもの脳

近年、脳震とうが脳の機能に微妙な影響を与えること、そして子どもの脳がとくに傷つきやすいことが、神経科学者によって発見されている。
2013年の米国医学研究所の研究は、若い世代を中心とした、年代ごとの脳震とうの実態に大きな注意を求めた。レポートによると、カレッジ・フットボールの選手の、約20人に1人が1シーズンに1度の脳震とうを経験したといい、この数字は高校生だと14人に1人、より若い世代では30人に1人になるという。
しかし、この数字は実態を過小評価しているとの指摘も。
脳震とうの90%は、失神などの明らかな症状が出ないため、10歳より下の世代では、自分の状態を説明する仕方がわからないこともありうるのだ。
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