相次ぐ無許可飛行
そして、これ以外にも、飛行の際にはやはり国交省の許可を得なければならない。
だが実のところ、この辺りの話題は国交省ではかなりナーバスになってきている。というのも、今年に入り軽量飛行機による事故が相次いだからだ。
『ウルトラライトプレーン』の墜落に限って言えば、今年8月に茨城県つくば市で発生した事故が挙げられる。複座式の機体に乗っていた2人は、その場で死亡が確認された。
また、これは通常の飛行機による事故だが、7月末には調布市の住宅街に小型機が墜落するということもあった。賢明なる読者諸兄諸姉も、この事故のことは鮮明に覚えておられるだろう。
この2件の事故は、共通している点がある。それは飛行に必要な許可の取得が充分ではなかったということだ。
従って国交省は現在、航空関係者や団体に対し許可申請の徹底を呼びかけている。
『ウルトラライトプレーン』の操縦は、国家資格を必要とする飛行機のそれに比べたら、投じる費用や時間は遥かに少なくて済む。素晴らしいレジャーであることには違いない。
しかし、それは同時に大きな責任を課せられるということだ。
【参考・画像】
※ Artur Janichev / Shutterstock
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