デバイスの低価格化とオフグリッド化で鶏卵の安定供給をサポート
ニワトリの産卵率を安定化させるため、日照時間の短い時期に人工光を補う手法は、大規模な養鶏場で、すでに活用されてきた。
『Henlight』の特徴は、小規模な養鶏場でも、比較的場所を選ばず、この手法を利用しやすいよう、デバイスの価格を抑えるとともに、太陽光エネルギーによりオフグリッド化を実現している点。
このような『Henlight』のシンプルさと拡張性は、業界内外でも高く評価され、2013年9月には、食と農のイノベーションをテーマとする国際カンファレンス『Thought for Food Global Summit(TFF) 』で、優秀な取り組みとして表彰されている。
『Henlight』の事例は、太陽光発電やLEDといった汎用性の高いテクノロジーを効果的に活用することで、より多くの養鶏業者に鶏卵の生産性を高める手段を提供し、ひいては、食の安定供給に寄与している点が秀逸だ。
【参考・画像】
※ Henlight
※ FAOSTAT
※ To feed the world, first light its chicken coops, young entrepreneurs suggest – UC Davis
【関連記事】
※ クルマにも塗れる?日本発の太陽電池「ペロブスカイト」の開発が加速
※ 人工知能ハッカソンに注目、国産AI「KIBIT」は食シーンを変えるか?
※ テイクアウトします、と買って店内で食べればOK?軽減税率のグレーゾーン
※ あなたのスマホはどこから?購買判断・経営判断に活きるMIT開発の「サプライチェーン版Wikipedia」Sourcemapとは